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新規就農までの道!ファーマーとして進むための4つのポイントまとめ

投稿日:6月 28, 2019 更新日:

今回は新規就農する際の農地の借り方について解説をしていきたいと思います。

wooden signpost in the mountain

転職して農業を始める際

行政の手続きも難しそう。。

思い切って農業へ転身するが最初から上手くいくだろうか

など不安や疑問が自分を襲い

一歩を踏み出せない人もいるはずです。

実際にどのような手続きを進めて行けば良いのか

わかりやすく解説していきたいと思います。

作付けするための農地を見つける

ま農業を始めるためには

耕作するための

畑が必要になってきます。

実際に農地を探す方法は4つあります。

①役所に所管される農業委員会に問い合わせをする。

②知り合いに耕作放棄地を紹介してもらう。

③シェア畑を利用する。

④自治体が運営する市民農園を利用する。

この4つになります。

①役所に所管される農業委員会に問い合わせをする。

各自治体には農業委員会という新規就農者と農地の貸し主である地主さんをつなぐ役割をする部門があります。

中間管理機構とよばれたりもします。

まずは

農業を始めたいのですが、

空いてる農地はありませんか?と問い合わせをしてみましょう。

そうすると簡単なヒアリングをされます。

・どの場所で農地を借りたいのか

・どんな作物を作りたいのか

・農業経験はあるのか

と言った具合です。

簡単にヒアリングされた後は

実際に窓口に行って見ましょう。

そこで挨拶と簡単な自己紹介をした後に、こちらの条件を具体的に伝えていきます。

Growing Young Green Corn Seedling Sprouts in Cultivated Agricultural Farm Field

必須項目としては(人それぞれではありますが)

・農業用水の使用ができるか(水道関係がないと潅水作業(水やりがタンクに注いで自分で運ぶという作業が出てきて大変です)

農業用水が無いと雨を利用することになってしまいます。

雨を利用しながら栽培していくのも可能ですが

晴れの日が続く日などは大変です。

・接道があるかどうか

こちらは搬入作業など収穫した野菜を運ぶためには

作業車を置いてる場所から畑までが遠いと作業効率が悪くなってしまいますので、

最低でも上記の二つは押さえておく方が良いでしょう。

認定農業者になるためには?

条件をクリアする必要があります。

認定農業者になると青年給付金という助成金をもらえる対象となります。

条件は各自治体によって異なるのですが

一例を上げると

3反(300m2)の農地以上を借りないと行けない。

というのが条件であるとすればこれを必ず満たさないと

農地を借りることができません。

3反がどれぐらいの広さなのか?というのは実際に現場を見て

判断するのが良いでしょう。

慣れていないと想像以上に広く感じますが

最低でも

3反ぐらい作付けしないと農業としては成り立たないので

そこは覚悟が必要です。

具体的な農地選びのポイントに関しては

こちらから復習しておきましょう。

また具体的には農作業に従事する日数が年間150日以上無いと

認められません。

以下参考資料になります。

農林水産省「農地法関係事務に係る処理基準について」
http://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/tuti/t0000145.html
第3 法第3条関係
5 法第3条第2項第4号の判断基準
法第3条第2項第4号に該当するかの判断に当たっては、法令の定めによるほか、次によるものとする。
(1) 「耕作又は養畜の事業に必要な農作業」とは、当該地域における農業経営の実態からみて通常農業経営を行う者が自ら従事すると認められる農作業をいう。したがって、当該地域において農業協同組合その他の共同組織が主体となって処理することが一般的となっている農作業はこれに含まれないものとする。

(2) 農地等の権利を取得しようとする者又はその世帯員等の当該農地等についての権利の取得後におけるその経営に係る農作業に従事する日数が年間150日以上である場合には「農作業に常時従事する」と認めるものとする。
また、当該農作業に要する日数が年間150日未満である場合であっても、当該農作業を行う必要がある限り農地等の権利を取得しようとする者又はその世帯員等が当該農作業に従事していれば、「農作業に常時従事する」と認めるものとする。このことは、当該農作業を短期間に集中的に処理しなければならない時期において不足する労働力を農地等の権利を取得しようとする者及びその世帯員等以外の者に依存していても同様である。

具体的に農地を借りるための書類の作成が必要になってきます。

Pen and report paper, business conceptual

・生産計画書

・利用権設定の書類

になります。

どのような野菜を
どのぐらいの広さで作り
作った野菜をいくらで販売していくか

という書類になります。

生産計画書は各自治体によってフォーマットが用意されています。

なぜ作成が必要かというと

農業を実際にやってみた後に

やっぱり収益が合わなかったのでやめます。
思ったよりも大変なので諦めます。

となると地権者さんにも失礼になります。

最初はやるぞ!と意気込んでいても現実に諦める方が大半です。

実際に継続して行える方は1割以下ぐらいでしょう。

それぐらい厳しい世界です。

ましてや自然栽培となるともっと大変です。

そのため、この人はちゃんと農業をやる気があるのか?

というのをこの書類を元に審査されている

と思って作った方が良いでしょう。

実際に明確な計画を持って臨むのが良いかと思います。

僕も農地を借りるときに

何度も何度も訂正をし、大変でした汗

しかし農業委員会の方は

親身になって、ここを訂正しましょうなど

相談にも乗ってくれますので

めげずに訂正をしていくことをお勧めします。

また農業生産法人として農地を賃借する場合は

会社の定款

会社の登記簿謄本

会社の実印(行政によっては認め印でも可)

出資者名簿(法人設立のための資本金の割合がわかる書類)

会社概要がわかる資料(ホームページの抜粋資料で構いません)

構成員名簿(作業に従事する者を過去にこういうところで研修してましたなどの実績を含めてエクセルで作成)

というものが必要になってきます。

定款を見られたときに事業の大半が農業事業を占めてないと

怪しまれます。

また農業生産法人としては半数以上の収益が生産や販売などの農業に関わることでないといけません。

疑いを持たれる一番は農地転用をしてマンションを建てる、戸建を建設するなどの不動産業をされると困るので、その辺りは詳しく聞かれます。

設立して一年未満であっても

個人農家としての実績があればその実績が認められることで

農地を借りることは可能です。

これらの書類を準備した後に

利用権設定という書類を準備していきます。

こちらも各自地位にフォーマットがありますが基本的には同じ書類になります。

こちらでは借主と貸主の条件を定める書類となります

行政によっては農政課という農業委員会と別の課がこちらの書類作成を行ってくれることもありますが、内容としては理解しておくのが良いでしょう。

不動産で言えば

賃借契約書のイメージをしてもらえると大丈夫です。

基本的には貸主も草の管理などの農地を管理する手間を考えると

借りてもらった方がありがたいわけです。

大半が無償で貸してくれる場合が多いですが

基本は有償となります。

金額としては

市町村によって異なりますが

反あたり7000円〜15000円/年間です。

年間で7000円なら安い!と思ったあなた

もしかしたら農業には向いてないかもしれません。

経営において
固定費というものは出来るだけ減らす必要があり
耕作面積を広げれば広げる程、固定費が積み上がっていきます。

ただせっかくの農地を貸していただくというスタンスなので
必要なものは必要経費として捉えましょう。

あとは地権者さんと借主側の当事者同士の話になりますので
しっかりとコミュニケーションを取れば
無償で貸してくれる場合が多いです。
なので地権者さんには失礼のない対応を心がけましょう。

印象が良いと
良い農地を紹介してくれたり、農機具を貸してくれたり
この倉庫使って良いよと
様々な良い話が舞い込んでくるようになります。

倉庫を探す手間とか本当に大変ですからね。。

Tractor working on the farm, a modern agricultural transport, a farmer working in the field, tractor at sunset, modern tractor closeup

②知り合いに耕作放棄地を紹介してもらう

農業委員会を通さずに、農地を借りる方法になります。

親戚が農家をしていた。

知り合いが農地を使ってない状態で耕作放棄地になっている。

そういった場合は、農業委員会を通さずに農地を借りることができます。

基本的には農地も不動産と同じ当事者同士の話になりますので、農業委員会の力を借りずとも農地を借りることは可能です。

しかし利用権設定のような借りますねという書類をしっかりかわしておきましょう。

口頭での約束だといつまで借りるかわからないなど揉める原因となります。

ここで最初は狭い面積で実績を積み、認定農業者になるのも一つでしょう。

③シェア畑を利用する

前述までの投稿を見て、正直なところなかなか一歩が踏み出せない。

という方も少なくないと思います。

そんな時は企業が運営するシェア畑を利用すると良いだろう。

月額5000円〜から家庭菜園の広さを借りることができる。

またアドバイザーが駐在していて、分からないことは聞くことができる。

簡単な農機具であればその場でレンタルすることができて、手ぶらで農業ができるというサービスです。

Happy parents playing with their daughter at farm. Beautiful farmer family playing in their allotment.

こちら評判も良く、週末農家として家族連れの方達が連日訪れて大変賑わっています。

都市近郊に併設してることが多いので車で30-60分行けば農地が見つかります。

投稿の一番上の右横にシェア畑のバナーを貼っておくので、そちらを見てみてください。

収穫した野菜を自分たちで持ち帰って食べても良いですし、

BBQの材料として食べることのできるシェア畑も用意されています。

最初はなかなか自信がないという方はシェア畑を利用するもの良いでしょう。

④市民農園を利用する

こちらは行政が主催の市民農園でこちらもレンタル農地というようなイメージで気軽に家庭菜園が楽しめます。

認定農業者になる前に、こちらで作業するのもよし、

家の庭に十分な畑のスペースがないという方におすすめです。

そこから耕作放棄地の情報を聞けたり、

地元のコミュニケーションの場としては非常におすすめです。

以上 新規就農で農地を借りるための手続きのご紹介でした。


継続的な経営をしていくための
助成金については
また改めて記事にしたいと思います。

協力して地元を盛り上げていくという
気持ちをしっかり伝えましょう。

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元公務員→自営業→野菜作り
【日本の皆さんに本物の野菜を届けたい】
そんな思いから地元に帰り、無肥料、無農薬で野菜作りを始めました。
毎日真剣に野菜と向き合う新人ファーマーの記録です。

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